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ども。
よたろうです。

ほんの束の間の止み間を縫って、とあるお山に登ってまいりました。

と、その前に。
昨日、高社山の麓でサシバを見ましたよ。2羽ではばたきを交え帆翔しつつ空高く舞い上がって行きました。
いや、サシバは久しぶりに見ましたね。
ってゆーか、ここんとこまともに鳥見してなかったってのもありますが(笑)

で、今日のお話。
今日こそまともなオノエランを見たくてエッチラオッチラ登ってきたわけなんですが、鳥見的にも大変恵まれた一日でした。
ただ、あまりの登山者の多さに閉口。
特に、関西系の言語を話す中学生と思われる一団は最悪。平気で道の真ん中にへたり込んでどこうともしないし、引率もなってないし。
大体、引率の教師そのものがサイテーの登山者。道の真ん中に突っ立って、こっちが脇をすり抜けようとしても動こうともしない。これってどういうことよ。全く他の登山者の事は眼中にナシ、って感じ。こういう教師に教育された子供はどんなニンゲンになってゆくのでしょうかねぇ。
ニッポンの将来は真っ暗闇だ。

それと○○市民ハイキングのみなさん、山頂はあなた達だけのものではありませんよ。もっと他の人への気配りをお願いします。
なんだつったって、アンタ達だけで数十人もいるんだから。

今日は早めに登り始めたんで、山頂に着くまで2人しか人を見なかったのに。
オノエランを撮影して戻ってみれば、とんでもない有様でした。
おいらは山頂で休憩もせず昼飯も食わずに下山を開始したのでした。

……などと文句を言ってる場合ではないのだ。
オノエラン、ばっちりでした。もう一つの狙いのカヤクグリ、こちらは残念ながら声だけとなってしまいましたが、まぁ達成率は75%、急に思い立って登ってった割にはいい成績ではないかと(^^;
ただ、オノエラン、ばっちりすぎて写真が全然ばっちりぢゃありませんでした(T.T)
鳥の方は、クロジだのルリビタキだのコマドリだのがさんざん鳴いてましたねぇ。頭の黄色くないキクイタダキだとか顔の黄色いヒガラだとかもたくさんウロウロしてました。
で、亜高山帯といえばビンズイですね。
さすがにビンズイのびんちゃん、サービス満点でした(笑)

その他、ムシどももたくさんいたんですが、どうやらカミキリムシ系のようで、調べがついておりません。また機会があったら紹介させていただきます。


クルマユリクルマユリ。
夏山を象徴する花ですね。
このあたりには斑点のない「フナシクルマユリ」があるんですが、今回は見つかりませんでした。

ホソバノキソチドリホソバノキソチドリ。
この仲間は識別が難しくて、全く自信がありません。亜高山帯の草地にあったということで、これにしてみました(^^;ゞ

ビンズイビンズイ。
こやつはサービス精神旺盛で、90mm+トリミングでもこの程度に写る距離に出てくれます。

アオヤギサオウアオヤギソウ。
だと思います(^^;ゞ

オノエランそして、本日のめーんえべんと。
オノエランです。こやつを求めて何度この山に足を運んだことか。
もう当分登らなくて済みそうです(^^;




……ちょいと残念なことが、一つ。

登山道の脇で営巣しているルリビタキがいたんです。ホントに文字通りの道脇で、ちょっと頭を下げれば巣が丸見えになってしまうような場所だったんです。
おいらが登りでそこを通りかかったとき、ルリビーの♀がしきりに警戒してるんで、まさかとは思いつつ足元を見回してみたんですよ。そしたら石の下に巣があって、白い小さな卵が4つ並んでました。
問題は帰り道。
山頂でのあの人出を見ていたのですごく心配だったんですが、問題の巣のところを通りかかってもルリビタキの声は聞こえませんでした。ちょっと離れたところでルリビタキの声がしないか耳を澄ませてみましたが、やはりダメ。
白い小さな卵が4つ、ぽつんと取り残されてました。
どうやら巣を放棄してしまったのかもしれません。
大勢の人が切れ目なく延々と続いていたら、恐れをなしてどこかへ行ってしまっても不思議じゃありませんよね。もちろん、少人数が断続的に通ったってそうなる可能性はあるかもしれませんけど。
確かに、そんな場所に営巣するルリビタキにも問題はあるかもしれませんが、ちょっと待ってください。山はもともとやつらの領域なんですよ。こちらはあくまでもそこを利用させていただいてるだけなわけで、そういった謙虚さを持たずに「共生」はあり得ないわけで。

あちこちの山で「オーバーユース」という問題がクローズアップされています。
近年の中高年の登山ブームがそれに拍車をかけてます。
市民登山だかなんだか知らないが、大勢でどやどやと山に登る時代はもう終わったんでないかい?
平塚市教育委員会の人、そこんとこもっとよく研究しておくれよ。

いけね、名前出しちゃった(^^;ゞ(←白々しいヤツ)

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無題
お疲れ様でした。
7月のツグミに驚いて、そっちにコメントしようかと思いましたが、やはりわたくし的にはこっちの記事が気になります。
山に大勢で来るってことは、できるだけ避けたいですよね。ダメージが大きいです。
無理矢理山につれてこられる中学生自身も災難だし、ハイキングクラブは自立した登山者の集まりのはずなんだから、みんなで登らなくたっていいんじゃないのって思います。
ルリビタキはかわいそうですが、それまでは人があまり来ない道だったのかなあ?
ねこしゅ URL 2006/07/23(Sun)22:46:30 編集
Re:無題
2007年になって大量の定年退職者が出たら、この先の山は一体どうなってしまうのだろうかと心配でなりません。
よく「中高年登山者」なんて一括りにしてますが、中年なんてのはほとんどいないのが現実ですもんね。これにリタイヤ組が合流したらと考えると、日本の山の未来は限りなく暗いものに思えてきてしまいます。
ちょっと悲観的すぎますかねぇ……。
今から「自分だけの山」を開拓しておかないと、この先登る山がなくなってしまうかも。

それにしても、何度も書いてることですが、日本人は集団になるとどうしてああもマナーが悪くなるんでしょうか。
どうも、江戸時代から続く悪しき遺伝子の名残ではないかと思うのですが。
考えることは「お上」に任せて、自分達はそれに従っていればいい。
他の登山者のことを考え気を使うのは引率者の役目、自分達が考えることではない。
そう考えてるように思えてなりません。

すんません、今日は大分鬱がひどいようです(^^;ゞ
【2006/07/24 14:05】
オノエラン
よたろうさんのおっしゃる通りです。登山するなら一応のマナーくらい教えてほしいですね。私の友人は登山道のまん中で休んでいる人、お花畑の中で写真を撮っている人を見るとムカムカすると言って注意しています。
清楚なオノエラン実物より綺麗~綺麗~ですね。10年位前に白馬岳で一株見て感動しましたが・・・それが何と7月1日に○反湖の山で見てしまったのです、かなりの数が有りました。嬉しくて思わずオノエランだ~~叫んでしまいました。
2006/07/24(Mon)09:41:21 編集
Re:オノエラン
白馬にもあったんですか。このあたりだと上信国境付近の上州側に多いとは聞いていたんですが。
○反湖は前から目をつけてはいたんですが、ちょっと遠くて、なかなか足を向けないでいました。
やっぱり少しは遠出も必要ですね。

おいらが行った山では、この場所に3株ほど花をつけているものがありましたが、周囲はササや他の植物が大分あって、オノエラン好みの環境ではないようでした。ザレた岩場を好むそうですんで、そういう環境の多いところへ行かないとダメですね。

ちなみに、早くもウメバチソウが小さな小さなつぼみをつけてました。

山でのマナー、やはりお互いに気を使うのが大切ですよね。人から見られて恥ずかしくない行動をとる、これがマナーの本質だと思うのですが。
【2006/07/24 14:14】
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